外国人研修・技能実習制度で来日した中国人実習生の雇用に静岡県内の人材派遣会社が不正に介在していた問題で、三島労働基準監督署は5日、明治乳業の子会社で実習生を受け入れた「明治ケンコーハム」(東京都品川区)と同社三島工場長(55)、受け入れ窓口となった「協同組合SEITO」(静岡県沼津市)の元専務理事(40)を労働基準法違反(直接支払い違反)容疑で静岡地検沼津支部に書類送検した。
調べでは、工場長と元専務理事は共謀し、明治ケンコーハムがSEITOを通して受け入れた中国人実習生8人の2006年7〜11月の賃金約173万円を、元専務理事が代表を務める同県内の人材派遣会社「ネクシオ」を介して支払った疑い。
労基法では、中間搾取などを防止する目的で、使用者が賃金を労働者に直接支払わなければならないと定めている。
実習生は社会保険に未加入だった。労基署は、工場長が賃金計算などの煩雑さや費用負担を軽減するため、元専務理事の会社に委託したとみている。
明治ケンコーハムは「会社として厳粛に受け止めている。過去のことだが、誠実に反省し、法令順守に努めていきたい」としている。
中国人研修生:不正行為
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